たけのこのアク抜きは、たけのこの苦味成分である
「アク」を取り除くために行われます。
アクは消化を妨げることがあるため、
アク抜きをすることで食べやすくなります。
また、アクが取り除かれることで、
たけのこの風味や甘みがより引き立ちます。
なので、たけのこを調理して食べるためには
下処理が必要です。
また、人によっては、アクを抜いていない
たけのこを食べて、かゆみが出ることもあります。
今回は、タケノコについて、水にさらす理由や、
アクを抜いていないたけのこを食べて
かゆくなってしまった時の対処法について紹介します。
たけのこのアク抜きはなぜ必要?水にさらす理由
たけのこは、ではなぜアク抜きが必要なのか?
アクはシュウ酸とホモゲロチジン酸という
物質からできています。
このふたつの酸が、えぐみとして味に大きく影響します。
そして苦味や渋みといって風味になってしまうため、
たけのこはアク抜きが必要不可欠となります。
私もアクの抜いていないたけのこを
食べたことがあります。
普段なら食感がよくて美味しいたけのこですが、
アクを抜いていないたけのこは、苦味や渋みを感じました。
いかにアク抜きが大切なのかということを学びました。
たけのこは収穫されてすぐに、アクが増えていきます。
たけのこを調理して食べるためには下処理が必要です。
そのため、たけのこはなるべくすぐにアク抜きをして、
苦味やしぶみを発生させないようにしましょう。
たけのこは野菜の仲間ですが、タケノコご飯に煮物、
メンマなど様々な料理に使用することができます。
本当にたけのこは、万能に使用することができます。
たけのこのアク抜きを簡単にする方法
食べる前にアク抜きが必要なたけのこですが、
どうやってアクを抜いたらいいのか、
分からない人もいると思います。
そこでアク抜きを簡単にする方法を紹介します。
アク抜きのやり方
・下処理、たけのこを切る
皮が付いたたけのこの場合、
皮はむかずに頭の反った部分を切り落とします。
そして、皮に縦の切れ目を入れます。
・アク抜き
大きい鍋にたけのこと、一握り分のぬかを入れ、
たけのこの頭が隠れるぐらい水を入れます。
落とし蓋をして強火で沸騰するまで煮ます。
沸騰したら中火から弱火で、
約40分から60分まで煮ます。
煮たら火を消して、粗熱がとれるまでそのまま放置します。
そのあとはたけのこを洗って保存します。
以上が簡単なアク抜きのやり方です。
また、私のお家ではお米をといだ時の
汁を使用してアク抜きをします。
お米のといだ汁を使用したアク抜きも簡単にできます。
お米のとき汁を使用したアクの取り方
私のお家では、たけのこの皮を向いた状態で
煮てアク抜きをします。
大きい鍋に、お米のといた汁をたくさん入れます。
お米のとき汁がたくさん入った大きい鍋に
たけのこを入れます。
強火でたけのこ煮ます。
たけのこが煮えたら火を切って、
粗熱がとれるまでしばらくその状態にします。
粗熱がとれたら、水でたけのこを洗って保存します。
以上がお米のとき汁を使用した、
たけのこのアクの取り方です。
お米のとき汁でアク抜きしたたけのこも、
苦味や渋みもなくおいしいです。
米ぬかを使用してアク抜きをした場合は、
たけのこを洗う時や後片付けが
大変と言う人もいるようです。
ですが、お米のとき汁を使用してアク抜きをした場合、
たけのこを洗うのも簡単ですし、後片付けも楽です。
どのようにやるかは人それぞれなのでぜひご参考までに。
そして、アク抜きをしたたけのこは、
2日~3日過ぎると風味が落ちます。
ですので早めに食べるようにしましょう。
たけのこのあく抜きしないで食べた!かゆい場合どうする?
たけのこのアク抜き。
正直大変ですよね。
たけのこを、米ぬかとお水がたくさん入った鍋で煮て、
煮えたら粗熱がとれるまでその状態。
粗熱がとれたら水で洗って保存をする。
本当に手間がかかる作業です。
ですので中には「アク抜きが大変」と思って、
アクを抜かずに、たけのこを食べる人もいるようです。
ですがそうすると体がかゆくなります。
ではなぜかゆくなるのか?
その原因はたけのこに含まれる成分です。
たけのこには仮性アレルゲンの
コリンという成分が含まれています。
そのコリンという成分は、煮ることで抜けていきます。
しかしアク抜きをしていないと、
コリンをそのまま体内に摂取することになります。
コリンを摂取することで体がかゆくなります。
ですので、アク抜きはしっかりと行いましょう。
もし万が一、アクを抜いていない、
たけのこを食べてかゆくなってしまった場合、
自分でなんとかしようとせずに、すぐに病院に行きましょう。
まとめ
とても美味しいたけのこ。
でもそのたけのこを食べるためには
アク抜きが重要です!
アク抜きをする前のたけのこには、
シュウ酸とホモゲロチジン酸、
仮性アレルゲンのコリンが含まれています。
これらはきちんと加熱して、
アク抜きをすればなくなります。
ですが、きちんとアク抜きをしないと
これらの成分はたけのこの中に残ったままです。
そのためシュウ酸とホモゲロチジン酸は
苦味や渋みを感じさせます。
またコリンは体内にかゆみを発生させます。
ですので、たけのこを食べる際には
きちんとしたアク抜きが必要です。
もし万が一、アク抜きがきちんとされていない
たけのこを食べてしまい、体に異常が出たときは、
自分でなんとかしようとはせず、病院に行きましょう。
美味しいたけのこを味わうためには、
しっかりとアク抜きをしましょう。
そしてアク抜きしたたけのこは、
2日から3日過ぎると風味が落ちます。
ですので早めに食べるようにしましょう。
コメント