小学校に入学する時に購入するランドセル。
ランドセルを購入するために、
資料を集めたり、展示会に行ったりする行動を、
ラン活というのはご存知でしょうか。
今時のランドセルの平均価格は5万円で、
最も多い購入価格帯は5〜7万円になります。
ランドセルの重さは1100g〜1500gです。
素材によって違いはありますが、
このくらいの重さが多いです。
それに中身を入れると約5、6kgです。
この重さを小学一年生の場合だと、
身長120cm、体重20kgの子供が毎日背負います。
これについてどう思いますか?
色々な意見があると思いますが、
私個人としては否定的です。
でも子供はすごく欲しがるので、
重さも価格も平均的なランドセルを購入しました。
子供が持つものとしては高価ですし、重すぎます。
「ランドセルは必要ない!」もしくは、
「他のものでもいい!」と思いつつ、
結局購入してしまっている方も多いのではないでしょうか?
ランドセルが本当に必要なのか?
どうしてランドセルという文化が生まれ、
無くならないのかを、これからお伝えしていきます。
ランドセルの文化はもういらない?
ランドセルは、江戸時代末期に入ってきた、
「背のう」と言われる、
軍用に使っていたリュックサックが、
オランダ語で「ランセル」と言われることから
そう呼ばれるようになりました。
ランドセルが、学校に行くのに使われる様になったのは、
明治時代の学習院でのことです。
お金持ちの子供が多く通っていたので、
馬車や使用人が付いていき、
勉強道具を運んであげていたそうです。
そこで、
「自分が勉強する道具ぐらい自分で運びましょう」
ということで、ランドセルが使われ始めました。
広く全国的に、今のランドセルが
使われるようになったのは、昭和30年以降になります。
その前は風呂敷に包んで、
教科書を持ち運びしている子供が多かったのです。
そこで、両手が空いて安全で、
教科書も雨風にさらされずに長持ちをすることから、
ランドセルが普及しました。
他のメリットとしては、転倒時のクションになります。
そして体の負担がかかりにくい工夫をして
ランドセルは作られているので、
負担を最小限にして運べる点もありますね。
そういうメリットもあり、いろんな角度から
安全面を考慮して作られていることが分かります。
ランドセルは、なぜいまだに必要とされているのか?
安全面を考慮して作られているランドセルですが、
実際に今でも必要とされているのでしょうか。
様々な理由から、
ランドセルを必要だと考える人も多い様ですね。
例えば、
祖父母から送ってもらう、
大切なプレゼントだと考えたり、
6年間大切に使うことで、
ものを大切にすることが学べることだったり。
ですが、祖父母からはランドセルでなくても、
他に学校に必要なモノを、買ってもらうこともできます。
物を大切に使うというのは、
他のものでも十分に学べると思います。
否定派の私としては、いくらでも否定してしまいそうです。
また、ランドセルは、
日本の交通事情を考慮して設計されています。
交通事故が発生した際に、ランドセルを背負っていれば、
背中にクッションの役割を果たし、
比較的安全であるとされています。
安全性の観点からもランドセルが必要とされています。
ランドセルは廃止にならない?
ランドセルは、今でも子供たちが小学校に入学する際に
必要な学用品の1つとされています。
学校では、ランドセルで無いとダメですとも、
他のものでも良いという説明すらないところが多い様です。
なぜランドセルが日本で根付いているのかというと、
それは日本の文化や社会的な背景に関係しています。
日本では、学校生活は
非常に重要なものとして位置づけられています。
そのため、小学校に入学する際に
ランドセルを買い与えることは、
子供たちが学校生活に慣れ親しむための
一つの儀式として捉えられています。
ランドセルで登下校するのが当たり前である。
それが前提になっているところが多いのでしょう。
学校生活の一部としての文化なのです。
一部では指定のカバンを設けているところもあるようです。
そういう指定カバンは、ランドセルの平均と比べて、
大抵軽くて、安く購入できます。
そのようなカバンでも問題がないようでしたら、
本当はランドセルはいらないですね。
というのは極論ですが、
ランドセルで通学するかどうかも含めて、
選べるようになれば、いちばん良いと思いませんか?
いくらランドセルが重さを感じにくい構造だとしても、
小学校低学年の子供が毎日背負って登校するのに、
望ましい重さではないことは、考えてわかると思います。
さいごに
子供たちが使う教科書は、
わかりやすさを重視することで、
年々重く大きくなってきています。
そこにタブレットや水筒、体操着や給食着、
それに外履きなどなど・・・。
その様な重いランドセルを背負うことで、
子供の成長の妨げになる可能性があります。
肩こりや腰痛、背骨が曲がるなどの症状です。
これらのランドセルによって引き起こされる不調を、
「ランドセル症候群」と言います。
ランドセルという文化を、
大切に守っていきたいという気持ちはわかります。
でも、ランドセルを使う子供達が、
それを苦痛に感じるだけになってしまったら、
とてももったいないと思います。
日本製のランドセルは、品質が高く、
丈夫で長持ちするとされています。
以上のような理由から、
日本ではランドセルの文化が根付いていると言えます。
ランドセルの語源は、
オランダ語で「ランセル」という
軍用リュックサックから来ており、
明治時代に学習院で自分で
勉強道具を運ぶために使われ始めました。
昭和30年以降、風呂敷に代わって全国的に普及しました。
転倒時のクッションや体の負担を軽減する工夫があり、
安全面が考慮された作りになっています。
ランドセルは安全面を考慮して設計されているが、
現在でも必要とされているかどうかについて、
様々な理由から賛否両論があります。
例えば、大切なプレゼントとしての価値や、
ものを大切にすることを
学ぶための手段としての価値があります。
また、交通事故時には
背中にクッションの役割を果たすことから、
安全性の観点からも必要性があるとされています。
日本の学校生活において、
ランドセルは重要な学用品の一つであり、
根付いた文化とされています。
学校でランドセルが必要であるという説明はなく、
一部では指定カバンもありますが、
ランドセルは儀式としての意味合いが強いです。
選択肢があるといいという意見もあり、
ランドセルは重いため、毎日小学生が背負うには
望ましい重さではないと考えられます。
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