日本では左利きの人の割合は、人口の約11%になります。
世界平均の10%より少し高く、女性より男性の方が多いんですよ。
私自身も左利きですが、箸を持つ頃に左手に怪我をしてしまった結果、
箸などの一部は右、それ以外は左になり、
字を書くことは両方で可能になります。
娘は私の左利きが遺伝したのか、
赤ちゃんの頃から何をするにも左で、生粋の左利きに育っています。
10人に1人は左利きですが、
生活をしていると不便だなっと感じることもよくあります。
例えば、横書きでノートに取ると、どうしても手が汚れてしまい、
習字もあまりうまくありません。
他にも、右側にある改札をうまく通すのも苦労します。
最近はハサミや子供の練習用のお箸など、左利きのモノもありますが、
種類が少なく値段は高くなります。
そして「左利きを直した方がいい」と考えている親御さんもいるので、
矯正されたという話もよく聞きますね。
今回は、左利きの人が感じる不便なランキングと、
左利きの人には共感してもらえる、あるあるをご紹介していきます。
鉛筆やシャーペンで横書きすると手が汚れる
左利きの人には「分かる!」と共感してもらえると思いますが、
特に不便なのが、鉛筆やシャープペンシルで横書きをしたとき、
小指と手のひらの端っこが、真っ黒になってしうことです。
でも作文などの縦で右側から書くものは、
右利きの人のほうが汚れやすいですね。
それと同じなので、どちらがいいのかは、
学生時代はお互い様、仕事に就いたら、
その仕事によってということになります。
それ以外にも、日本語は右利きの人が書いた方が
書きやすい書き順になります。
横線は左から右に書いていきますが、
左利きの人はとても書きにくくなります。
なので、左利きの人は横書きの場合には、
ノートを斜めにして書いている人が多くいます。
こうすると、左利きの人には文字がとても書きやすくなるんですよ。
ちなみにパートナーの母国語は横書きで、右から左に書きます。
なので、右利きの彼の方がノートを斜めにして書き、
私はそのままでもとても書きやすいです。
書く文字が変われば、書きやすい利き手も変わるのは面白いですよね。
左利き用は高いし希少
娘が成長するにつれて、ハサミや鉛筆、箸は
綺麗な持ち方を教えるために、左利き用のものを揃えました。
左利き用の物は種類も少なく、同じものでも左利き用というだけで、
値段も高いものが多くなります。
子供がどのように使いこなすのかと思い、
普通のハサミを渡してみた事もあります。
独特の持ち方で、うまく使いこなしていました。
私も缶切りを左手で開けますが、
右利きの人が使いやすいようにできているので、向きが違います。
使い方は缶切りを後ろにずらして開けるのではなく、
前にずらして開けていきます。
慣れてしまえば早くうまく開けることができますよ。
見慣れない人には不思議な光景になりますが…。
このように左利き専用のものでなくても、使い方は独特になりますが、
うまく使いこなすコツを見つけるのも左利きあるあるですね。
習字が苦手
習字は筆で書くので、はねやはらい・止め方に筆の入れ方など、
書いた字によく出てしまいます。
なので、右手で書くように言われる事が多いです。
右手を使い慣れていない左利きの方は、
力の入れ具合や書きにくさを感じて、上手に描けない場合もあります。
ちなみに私は大筆の時は右、小筆は左で書いていました。
何度か担任の先生に指摘されましたが、
そうすると墨汁で袖口が汚れることなく、
大筆で書いた文字を見ながら名前を書けたので、とても便利でした。
ただ、習字がうまかったわけではありませんので、
習字が上手になりたい人は真似をしないほうがいいですね。
改札をスムーズに抜けられない
改札は右利きの人がスムーズに抜けられるように作られているので、
右側で切符でもカードでも通しますね。
なので、左利きの人は慣れるまでワンテンポ遅くなったりします。
いつも通りに通過できれば問題ないのですが、
チャージ不足になったり、使い慣れない切符を利用する場合
手間取ったりしてしまいます。
親から矯正されがち
私の両親は特に左利きを直しませんでしたが、
中には左利きは不便だからと、直したがる方もいます。
お子さんのためのことですから、どちらが良いとは言えません。
ですが、左利きの私の意見としては、
確かに右利きの方が便利なものが多くありますが、
左利きは左利きで自分に合った方法を見つけていきます。
周りの目が気になるから右利きに直すのであれば、
お子さんが望まない限り、無理強いはしない方がいいと考えます。
お子さんがある程度大きくなった時に、野球などのスーポーツや、
これは右手の方がいいのだと選択したら、
その時にサポートしてあげて、右手でうまくいく
アドバイスをしてみるのがいいのではないでしょうか。
それでも小さい頃から右手を使って欲しいのであれば、
両手を使うピアノなどの楽器を学ばせるのがいいですね。
右手の指も細かく使うので、
子供が右手で何かするきっかけになります。
まとめ
左利きの人は、文字を横に書くときに、
書いた文字で手が汚くなったり、
習字が上手く書けないということもあります。
そして駅の改札を抜けるのに、もたついてしまうことも有ります。
ですが、生活していく上で自分なりに
左手でうまくできる方法を学び、適用していきます。
ただ、子供には適切な持ち方を教えるために
左利き用のものを揃えたいですが、
それが少し割高なのが欠点になります。
左利きのお子さんの矯正を考えている親御さんには、
自分自身左利きで、左利きの子供を持つ親として、
無理に直さないてあげてほしいというのが、私の意見になります。
右利きの方が圧倒的に便利ではありますが、
上手く適用しようと考える思考力や、知恵がつきます。
お子さん自身が、右手でやりたいことができた時にサポートして、
それまでは両手を細かく使うピアノなどを習わせて、
右手を使うことにも慣らすのはいいかも知れませんね。
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