シャキシャキとした歯応えが味わえたり、
ホクホクとした食感で美味しいれんこんは、
食物繊維をはじめとした沢山の栄養素が入っているので、
沢山食べたい野菜の一つですね。
そんなれんこんですが 、料理に使うときに何故酢水にさらすのでしょうか。
そしてアク抜きをしないと、どうなってしまうのかも気になりますね。
結論としては、
酢水につけるのは、れんこんのシャキシャキとした歯応えと
れんこんの白い色を、より際立たせるためになります。
そしてアク抜きをしないと、れんこんに含まれている
ポリフェノールの一種類である「タンニン」という成分が
空気に触れることで変色が起こり、黒っぽくなってしまいます。
白いレンコンの綺麗な色を引き立てたいお料理の場合は、
一手間かけてアク抜きをしてから使いましょう。
ただし、れんこんの見た目を気にしないのであれば、
アク抜きをしなくても問題ありません。
むしろアク抜きをすることで、
れんこんに含まれるビタミンCや
変色の原因でもある「タンニン」のポリフェノールが流れ出てしまいます。
れんこんを使って、どのようなお料理を作りたいのかによって、
下処理の仕方が違うということですね。
それではれんこんについて、さらに詳しくみていきましょう。
れんこんを酢水にさらすのはなぜ?酢を入れる理由
れんこんを酢水にさらす理由は、
れんこん特有のシャキシャキとした歯応えをより楽しめ、
綺麗な白い色を際立たせるためになります。
れんこんが変色をするのも防ぐことも出来ます。
どうしてこのようになるのかと言うと、酢水にさらすことによって、
れんこんに含まれるでんぷん質の働きが止まるからです。
さらに、シャキシャキっとした歯応えが
損なわれずに味わうことができるのです。
さらに空気に触れないことで、ポリフェノールの一種である
「タンニン」によって起こる変色も防ぐことが出来ます。
なので、歯応えを楽しみつつ、
れんこんの白さを引き立てたいお料理の時は
ぜひ酢水にさらしてから使いましょう。
方法はとても簡単です。
500mlの水に対して酢を小さじ一杯程度入れるだけになります。
れんこんを切ったら、空気に触れる時間が
最小限になるようにすぐに酢水につけましょう。
時間は5分くらいで大丈夫ですが、
より白くシャキシャキとした食感を味わいたいのであれば長めに、
栄養素が酢水に流れ出るのを防ぎたいのであれば
短めにと覚えておきましょう。
れんこんのアク抜き忘れた!しないとどうなる?
れんこんは、アク抜きを必ずしなければいけない食材ではありません。
なので、アク抜きをしなくても体に全く問題はありませんので、
忘れたからといって慌てないでくださいね。
ただ、アク抜きを忘れてしまうと、
れんこんに含まれているポリフェノールの一種である
「タンニン」が空気に触れて色がどんどん黒っぽく変色してしまいます。
なので、ちらし寿司の上にのせるような、
見た目が綺麗なれんこんが必要な場合は、
アク抜きをした方がより綺麗に仕上がると言うわけです。
ただ、アク抜きをしないことで良い面もあり、
れんこんに含まれているたくさんの栄養素をよりたくさん摂ることが出来ます。
それでは、れんこんに含まれている栄養素を見てみましょう。
まずは「カリウム」
体の水分バランスを保ち、高血圧予防に効果的な栄養素になります。
取りすぎた塩分を体から排出してくれるので、
むくみに効果的なのも嬉しいですね。
次に「食物繊維」
れんこんと聞いてすぐにピンときた方も多いと思いますが、
食物繊維は腸内環境を整えて便秘の解消に効果があります。
他にもコレステロールの吸収を抑える効果もありますよ。
それ以外には「タンニン」
れんこんの白さを保ちたいときには、黒く変色する原因になるタンニンですが、
ポリフェノールの一種なので抗酸化作用があり、老化防止につながります。
他にも動脈硬化や心臓病の予防にもなる栄養素なので、
ぜひ積極的に取り入れたいですね。
最後に「ビタミンC」
ビタミンCと言えば美肌効果ですね。
美肌だけでなく傷の治りを早くする効果があったり、
こちらも動脈硬化の予防が期待できる栄養素になります。
このようにれんこんには、子供からお年寄りまで
ぜひ取り入れたい栄養素がたくさん含まれています。
ですが、アク抜きのために水にさらすことで
水に溶け出しやすい「ビタミンC」や「タンニン」が流れ出てしまいます。
見た目やシャキシャキとした食感より、
れんこんに含まれる栄養素をタップリと取りたい時は、
アク抜きをせずにそのまま使うのが良いですね。
れんこんのアク抜きが不要なレシピは?
れんこんのアク抜きをわざわざしなくても、
見た目も綺麗で美味しいレシピがあれば良いですよね。
例えばきんぴらや、煮物のように色合いが濃いものであれば、
アク抜きをして黒く変色するのを防ぐ必要もありませんし、
温かいホクホクとした食感もぴったりなレシピになりますね。
まとめ
れんこんはアク抜きを必ずしなければいけない食材ではありません。
ただ酢水につけることで、れんこんの白さと
シャキシャキとした歯応えを楽しむことが出来ます。
その一方で、アク抜きをせずにお料理に使うことで、
れんこんに含まれている豊富な栄養素を多く摂ることが出来ます。
白い見た目が合うお料理には酢水につけて、
味付けの色合いが濃いものはアク抜きをしないなど
お料理によって使い分けられると良いですね。
ぜひ美味しいれんこんを食べてくださいね。
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