しいたけは、硫黄化合物の匂いがする時があります。
これは通常「硫黄の臭い」とも表現される匂いで、
シイタケの独特の香りになっています。
この匂いの場合、食べても問題はありません。
ただし、干ししいたけがカビ臭い場合は注意が必要です。
目に見えないだけで、
青カビが発生している可能性があります。
残念ですが食べられませんので、処分しましょう。
生のしいたけは腐ると、酸っぱい匂いがします。
椎茸が黒い場合は、一般的には腐っている可能性があります。
なので、食べない方がいいです。
とても便利でおいししいたけですが、
少し放っておくと黒くなったり、
カビ臭くなるなど、気になるところが出てきます。
他にも白くふわふわしているものが
付着していることがあります。
この白くて一見カビのように見えるものの正体は、
『気中菌糸(きちゅうきんし)』といって、
実はしいたけの一部です。
気中菌糸は無害ですので、食べても問題ありません。
ただし、腐ってから白カビが生えることもありますので、
判断に迷うところです。
今回は、食べれない椎茸の状態について、
詳しくご紹介していきます。
しいたけの賞味期限が近づくと黒くなるって本当?新鮮な状態で食べるために知っておきたいこと
しいたけの傘の裏側や、芯の部分が
黒く変色してしまっている場合、
これは酸化によって椎茸が腐ってしまっています。
ほんの少しなどの場合は取り除ける場合もありますが、
味などの品質は落ちてしまっています。
大きく広がっている場合や、
気になる場合は処分してください。
しいたけは水分を多く含む野菜なので、
冷蔵庫での保管で1週間程度しか持ちません。
もう少し長く持つのかと思われがちですが、
意外と短いのです。
なので、買ってきたらできるだけ早く
食べ切るのが良いですね。
椎茸が黒い場合は、一般的には
腐っている可能性がありますので、
食べるのはやめましょう。
しいたけにカビや臭いが出たら捨てる前に!正しい見分け方で無駄にしない方法
煮物や、汁物、焼いても美味しいしいたけ。
アクセントで料理の中に少し入れたり、
丸ごと焼いて副菜にしたり、カサ増しもできるので、
食べ盛りのお子様のいるご家庭にはとても便利ですね。
スーパーに行くと、いつもあるしいたけですが、
旬は年に2回あることは、意外に知られていません。
3月〜5月と、9月〜11月です。
3月〜5月の冬を越した春しいたけは「春子」と呼ばれて、
身が締まっていて旨みがあります。
一方9月〜11月の秋のしいたけは「秋子」と言い、
香り高く、鍋料理にはもちろん、
そのまま焼いて最後に醤油をかけて食べても美味しいですね。
生のしいたけは腐ると、酸っぱい匂いがします。
この場合、当然食べることはできません。
椎茸にはカビ臭いものが含まれることがありますが、
それでも食べることができます。
ただし、カビ臭さが強く感じられる場合は、
椎茸が腐っている可能性がありますので、
食べない方が無難です。
椎茸は、新鮮で風味豊かな香りがあります。
カビ臭いものは、風味が損なわれているためです。
ですが、一応食べることができます。
でも、味や香りが強く気になる場合は、
無理して食べる必要はありません。
ただ、干ししいたけがカビ臭い場合は、
目に見えないだけで
青カビが発生している可能性があります。
残念ですが食べられませんので、処分しましょう。
しいたけにカビ発生!白いカビは食べられる?見分け方と対処法
しいたけに白いフワフワッとしたものが、
付いている場合があります。
これは「菌糸」と呼ばれるものになります。
しいたけなどのキノコ類は、
菌が集まってできる菌類です。
なので、椎茸の表面にふわふわっとしている
「菌糸」は椎茸の一部になります。
食べても全く問題はありませんが、
腐ってから白カビが生える場合もあります。
ふわふわっとしていたら「菌糸」、
サラッとしていたら「白カビ」と覚えておいてください。
しいたけは腐ると、ヌメっとして酸っぱい匂いがします。
とてもわかりやすいので、そちらも参考にしてください。
しいたけは保存期間がとても短くて、
すぐに悪くなってしまいますね。
なので、長持ちさせる方法をご紹介します。
美味しさ長持ち!しいたけの保存方法
しいたけは、じめじめっとしたところで栽培しているので、
そういった環境に強そうと思っている人も多いかと思います。
ところが、栽培するときは問題ないのですが、
採取後のしいたけにとっては、
水分はとても良くありません。
購入したしいたけは、まずは水洗いをして、
よく水分拭き取ります。
常温での保存方法
まずは常温で保存する場合ですが、数日間は持ちます。
よく水分を拭き取ったら、冷暗所で保存します。
夏場などの湿気が気になるときは、
乾燥剤を入れたビニール袋で保存しましょう。
しいたけ同士が重ならないように、
傘の部分を下にして、ひっくり返した状態で保存する方が、
しいたけの美味しさが長持ちします。
冷蔵庫での保存方法
次に冷蔵庫で保存する場合です。
この方法では、1週間ほど保存できます。
水分に弱い野菜同様に、キッチンペーパーや
新聞紙に包み、ひっくり返した状態で保存をしましょう。
冷凍庫での保存方法
次に冷凍庫で保存する場合になります。
こちらの保存方法が1番おすすめです。
冷凍することで保存期間が長くなります。
そして一度、冷凍したしいたけを、
加熱調理した方がより美味しくなります。
冷凍することで細胞壁が破壊されて、
調理した時に旨み成分がしみ出てくれるのです。
はじめから一口大に切ってから冷凍保存をすれば、
お料理で少し使いたい時などにとても便利ですね。
良いことずくめの冷凍保存の方法は、
購入してきて水で洗い、
水分を拭き取るところまでは同じになります。
その後、傘と軸に分けて、
傘に残った石づきは取り除きます。
「石づき」というのは、「軸」の先で、
収穫前の地面や原木に付いていた部分のことです。
ここまでしてから冷凍すれば、
使う時になって固く凍っているしいたけから、
悪戦苦闘しながら軸を切ったり、
石づきを取り除く必要がありません。
そのままの傘は一つずつ、軸は数本ごとにラップで包み、
一口大に切った物はそのままジップロックなどの
密閉袋に入れて、冷凍庫に入れます。
冷凍保存は1ヶ月程の保存期間があります。
天日干しでの保存方法
最後は天日干しをする方法があります。
大量に購入したり、いただいた場合などには
この方法がおすすめです。
保存期間もグンと長くなり、数ヶ月持ちます。
冷凍保存と同じ手順で進めます。
切り終えたら、夏場は2日〜3日、
冬場は3日〜5日ほど天日干しをすれば出来上がります。
干すときは、ひっくり返して
しいたけ同士が重ならないように並べます。
天日干しをするとビダミンD が増えて、旨味がまします。
少し時間があれば、手順は冷凍と同じなので、
一度試してみてはいかがでしょうか。
採ったしいたけは水分に弱く、日持ちがしません。
黒くなったり、酸っぱい匂いがしたら
腐っているので処分してください。
洗ってから水分をキレイに拭き取って、
きちんと保存すれば長持ちします。
ご家庭にあった保存方法で
美味しいしいたけを召し上がってください。
まとめ
しいたけは、硫黄化合物の匂いがすることがあり、
これはシイタケの独特の香りです。
干ししいたけが、カビ臭い場合は注意が必要で、
青カビが発生している可能性があり、食べれません。
生のしいたけが腐ると、
酸っぱい匂いがするため食べない方が良いです。
また、黒い椎茸は一般的に
腐っている可能性がり、食べない方が良いです。
気中菌糸は無害で食べても問題がないですが、
腐ってから白カビが生えることもあるため判断が必要。
常温での保存は数日間、
冷蔵庫での保存は1週間ほど可能であり、
冷凍保存が最もおすすめで、
冷凍保存は1ヶ月程の保存期間があります。
購入してきたしいたけは水で洗い、よく水分を拭き取り、
冷凍保存をすることで保存期間が長くなり、
旨み成分がしみ出て美味しくなります。
天日干しをする方法もあります。
大量に購入したり、いただいた場合などには
この方法がおすすめです。
保存期間もグンと長くなり、数ヶ月持ちます。
以上が、しいたけについてのご紹介でした。
お役に立てれば幸いです。
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